Alpine Jauneのブログ

黄色いAlpineA110のページ

リア足回り アッパーマウントカップのワンオフ加工

2016年04月06日

 

2週間ほど前に矢作方面にA110を走らせてみた。
セヴンでもエリーゼ、964、106でも走った道なのでクルマの特性が良く分かるワインディング



964では怖くて攻められなかったけど、セヴン、エリーゼでは攻めてスピンもしていたので、FFやライトウェイトのFR、MR、RRの特性が良く分かったワインディングでした。

106はキビキビ走るけど足回りを固めないとちょっと物足りない感じ。
セヴンは良く回るけど完全に剛性不足、エリーゼはセヴンより剛性が高く、楽で回頭性はいいもののコーナーでアクセルを開けたときにワンテンポ遅れてリアにトラクションがかかる感じ・・・・
A110はとにかくクイックで剛性感がすごく、コーナーでアクセル開ければリアにかかるトラクションがダイレクトで正にオン・ザ・レールのフォーミュラー。。。。
いやあ、参りました!!  45年も前のクルマなのに(^^)

下りコーナーでのアクセルオフはまだ恐怖心があって未経験です(笑)










結構マジで走ったので左リアのタイヤがフェンダー内側にときどきヒット(^^;

車高調整ダンパーじゃないので、W系ベンツみたいにスプリングアッパーマウントゴムを厚くするしか方法がないみたい。
ただ車高を上げるとネガキャンが立ってきて走行性能への影響が心配だったので、岐阜のA110の大家に相談。

結果、Gr4なんかのワイドタイヤの場合は影響が少ないとのことでアッパーマウントのカップとマウントゴムもしくはスプリングの間に1cmのゴムを挟むことにした。




会社から帰ってリフトアップし足回りをバラシタところ・・・
右リアはカタログ通り厚めのカップ、マウントゴムが入っており、ゴム板を加工し挟み込んで1cm車高アップ。

ところが・・・・(><)
左はカップの形状が違う!!
スプリングが抜けないようにキノコ型のアルミ製のカップ、しかもワンオフ物が付いてる(^^;;


さあどうする?





作ればいいでしょう(^^♪

ってことでアルミ円柱ブロックを用意し、知り合いの鉄工所に持ち込んで
左側に付いてたアルミのキノコ型カップを見本に旋盤加工してもらった。







右が当初左側リアスプリング上に付いていたワンオフ加工されたカップ
左が今回旋盤加工して作ってもらったカップ








旋盤加工完了した左右分のカップ






スプリングはGr4用240mm
加工したゴム板を挟んで1cmほど車高がアップ





組み込みが簡単に終わったので、ロードスター用の牽引フックを加工して取付け

これでヒルクライムのレギュレーションもOK♪






近所の桜並木までテスト走行






これで馴染むのを待ってからダンパーの減衰力を変更すればリアはOK
次はフロントのアーム類のブッシュ交換です。