Alpine Jauneのブログ

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北穂高小屋のコーヒー♪

2012年08月30日

 

矢作のあと・・・北穂高小屋のコーヒー♪ 遅めの夏休みを使って、穂高の縦走をしてきました。


今回は、南岳から奥穂~西穂の3000m級の岩の稜線を結ぶ、ガイドブックによると屈指の難度の高いと言われるルートを縦走しました。
昨年槍ガ岳をやったときに、悪天候のため南岳から先をあきらめたこともあって奥穂、ジャンダルムのリベンジです。
上高地から入る登山者が大半なので、新穂高からは人も少なく静かに山歩きが楽しめます。


26日(日)、お昼前に自宅を出て、恵那~舞台峠~下呂経由高山へ。
高山で夕食用に考えていた「ことこと煮込んだビーフカレー」を買うためにセブンイレブンを探したけど・・・残念、高山にはファミマ、ローソン、サークルKはあってもセブンイレブンは有りませんでした(笑)
仕方なしにココ壱で野菜カレーとサラダを買って新穂高へ。

いつもの登山者用無料駐車場は混んでましたが何とかスペースを見つけ駐車。
日曜の午後でこの混みようなので、週末だったらヒヤヒヤものでしょう。
どちらかというと、穂高登山の裏ルートでさえこんな感じだから、穂高の人気の高さが感じられます。
 


5時過ぎに山から下りて来る方が何人かみえましたが、笠が岳、奥穂高岳の日帰りの健脚の方でした。

夕食、翌日の荷物の点検が終わったら、あとは寝るだけ。
小猫(Peugeot106)、後ろのシートを外してきたので快適なベッドとなってます(^^)

明けて27日(月)、巷では仕事の日
今日は槍平から南岳新道を上がるだけなのでゆっくりと出発

6時に登山届けを出して歩き始めます。
穂高岳山荘への直登ルートのある、林道終点白出沢を過ぎ、滝谷
翌日登る北穂高岳の横の滝谷ドームがきれい


槍平小屋(標高1991m)から南岳新道を上がります。 標高差約1000m4時間強


2300mくらいからの槍平小屋



もうすぐ! 南岳小屋が


到着 10ヶ月ぶりの南岳小屋


14時過ぎに到着しても食事は17時半から・・・
山の上、何にもやることありません・・・というより出来ません。
ぼけ~っと非日常的な贅沢な時間を過ごすだけです(笑)
ただ、ここには図書がたくさんありました、まさか、ここでゴルゴ13を楽しめるなんて・・・♪

夕食終わって翌日の準備をしたら、あとは寝るだけ・・・
消灯は20時半ですが、19時には部屋の登山者はほとんで布団に入って寝てます(笑)

1週間前に比べると天気も安定しておりここ2~3日は良さそう(^^)
    
            ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

夜明け・・・荘厳 美しい 何と表現したらいいんだろう! 
こんな光景に出会える素晴らしさも山の魅力です。

左端、富士山


ご来光を待つ登山者
シルエットがとっても綺麗だった



笠ガ岳をバックに


ご来光、正面手前は常念岳2857m



北穂高岳のモルゲンロート
山頂の左端に北穂高小屋が・・・
北穂の向こうにちょこんと頭を出しているのが前穂高岳
中央から右下に伸びている稜線が、これから向かう大キレット


夜明けを楽しんだ後は、大キレットを越えて北穂高岳
穂高連峰の展望台と言われる獅子鼻を下り


キレット
このルートは落石から身を守るためにヘルメット着用です。


下ってきた獅子鼻


キレットをさらに下って


やっと長谷川ピーク


越えて来た長谷川ピーク



獅子鼻(右)から長谷川ピーク(左)までの大キレット


北穂高岳直下の、この北壁を登れば北穂高小屋
中央左にポツンと見えてます(^^)


しんどかった北壁を登り上げれば、あこがれの北穂高小屋のテラス


持参のコーヒーを沸かそうかと思ったけど・・・
下界と変わらない価格だったので、憧れのテラスで北穂のホットを注文
美味しかったです♪


テラスからの槍ガ岳をあとにほんの2~3分で北穂高岳山頂へ



前穂高岳、下の方には涸沢ヒュッテ


新穂高から歩いてきた時に見えた滝谷ドーム


この涸沢岳を越えれば今日泊まる穂高岳山荘なんだけど・・・ここはしんどかった(^^;


しんどさを乗り越えて涸沢岳3110m
今日の行程はこれで終わりってことで余裕(笑)


翌朝登る奥穂高岳3190m、日本で3番目、穂高連峰の主峰
下には穂高岳山荘
右端が今回の主目的、ジャンダルム3163m


穂高岳山荘の石畳にあるプレート
ここの山荘は石畳が有名


お昼前に到着したので、山荘のラーメンをいただく
そんなに高くもなく美味しかった。


穂高岳山荘にはゴルゴ13がなかったので、午後はまた、ボ~っとした至福で贅沢な時間を過ごし(笑)夕食後は早寝(^^)

ここで翌日天気が下り坂らしいとの話を耳にし、5時からの朝食を1番に取って、団体さんで奥穂の登りが渋滞する前に出発しようと荷物をチェックし就寝。19時前です(笑)

                ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

予定通り5時に朝食をいただき、5時15分に山荘出発

 
まず、奥穂高岳 まだ6時前です(笑)


ああ、夢にまで見たジャンダルム・・・


その前に馬の背、ロバの耳が待ち構えてます。


ナイフエッジの馬の背を越え


次はロバの耳
なぜロバの耳かって?・・・


トラバースして行くと


段々とロバの耳らしく見えてきました(笑)


ジャンダルム岐阜県
ここは2009年9月に岐阜県警のヘリが墜落した場所です。


いよいよジャンダルムに取り付き


ついに憧れのジャンダルム頂上(^^) 向こうは奥穂高岳


コブ尾根の向こうに、このあと向かう西穂高岳2909m、ピラミッドピーク、西穂独標2701m


コブ尾根を通過中
西穂高岳が近づいてきた。


コブ尾根を振り返って


やっと天狗岳
バックは奥穂高岳


天狗岳下りの逆層スラブ


逆層スラブ全景


いよいよあとひとつ、間ノ岳2907m
このあたりからガスって来ました。
早出して正解


やっと来ました、西穂高岳2909m 完全にガスの中です。
奥穂からほぼ一緒に歩いてきた方たちと


ピラミッドピーク、もうひと息ですが周りはガスで真っ白、何も見えない。
ここからは楽な道


西穂独標2701m


終点、西穂山荘・・・でもまだ標高2370mです。


西穂山荘から西穂高口駅へは、雨がパラパラ降ってきたけど足取りも軽く、駅からロープウェイで新穂高

下山届を提出して憧れの穂高縦走が閉幕


穂高の登山者の間では有名な、荒神の湯
石鹸もシャンプーも使えない、志と言う名の入湯料200円の露天風呂


今回の南岳~西穂間、3000m以上のピークを4つと憧れのジャンダルムの縦走、、天候にも恵まれ壮大なスケールの岩稜歩きができました。
もちろん完全燃焼!!!

今シーズン中にあと2つくらい・・・♪
白山、御嶽山穂高の展望台である笠ガ岳・・北岳も行ってみたい・・・
でも、やっぱり早月尾根からの剣岳は外せないかな(^^)