Alpine Jauneのブログ

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富山・岐阜・長野県境の三俣蓮華岳へ

2018年10月11日

 

富山・岐阜・長野県境の三俣蓮華岳へ 今シーズン、7月に甲斐駒岳・仙丈ヶ岳、8月に蓼科山に行った後は週末が見事に天候不順

9月最後の週末も台風24号の影響で没





10月の第1週は連休で季節柄、北アルプス方面も激混みだし台風25号が来るから今シーズンの登山も終わったかなぁ?!
と思って諦めていたら・・・


先週中頃から台風情報では
台風の影響は連休前半、しかも北にそれそう


連休後に休みを引っ付けて後半から動けば連休の激混みも台風も影響が少なそう
天気予報も連休最終日の月曜日は台風一過的で晴れそうって言ってるし




さあ どっちに行こうか?

連泊だから北アルプスに決まり!

新穂高から右俣林道経由槍ヶ岳穂高もしくは双六方面にするか 新穂高から双六~三俣蓮華方面もしくは笠ヶ岳

槍ヶ岳方面は台風とか大雨の増水時に滝谷出会が渡れなくなる可能性が大きい
過去、増水時に無理して何人か亡くなってるし・・・

新穂高から左俣林道経由小池新道で双六小屋へ行こう!!

①双六小屋から西鎌尾根で槍ヶ岳
②双六小屋から稜線歩きで笠ヶ岳
➂双六小屋に連泊して三俣蓮華岳ピストンも出来る



問題は新穂高の登山者用無料駐車場の混み具合

天候悪いし連休後半の夕方までに新穂高入りすれば多分大丈夫そう

登山者用駐車場が満車の場合、悪評高い鍋平の駐車場に停め、下山後最終16時発の第一ロープウェイを利用すれば新穂高下山後にさらに鍋平まで登り返さなくてもいい(^^)

7日(日曜日)お昼過ぎに出発、新穂高を目指した。
新穂高登山者用駐車場はやはり満車表示だったが、警備員さんがあと7~8台大丈夫だからとゲートを開けてくれた。





駐車場に車を停め、早い夕食を取り翌日の準備をしたらもう寝るだけ

到着時は曇っていたが夜中に目を覚まして外に出たら満天の星空

星座が全く分からないほどの凄い星空に感動して再度眠りに




午前4時に起きてサンドイッチ、バナナ、ゼリー飲料を朝食に5時に出発

駐車場は満杯だった。



登山指導センターに登山届を出して右俣林道に思いを遺しながら双六方面・左俣林道へ向け歩き出した。






約1時間歩いて笠新道登山口

1800mの登り   単独の女性登山者が登って行った。






クリヤ・錫杖岳方面






15分程歩いて小屋仕舞い間近でひっそりしたわさび平小屋






林道をトボトボと歩く中、大ノマ岳弓折岳が木々の間に顔を出して





林道の水たまりに映った大ノマ・弓折がきれいだった。









登山口
やっとここから小池新道






槍ヶ岳が顔を出して






正面に見える弓折岳方面に登っていく。






秩父










振り返ると紅葉がきれい






チボ岩を過ぎてシシウドヶ原










熊のおどり場、あと5分の表示を過ぎると















今年も絶景に会えた









槍のアップ






鏡平山荘到着 2300m






ラーメンをいただき






さらに1時間ほどで弓折乗越 2560m
槍ヶ岳の展望台






鏡平山荘が下の方に あそこから登ってきた。






小さなアップダウンをいくつか過ぎると

鷲羽岳に抱えられたような双六小屋が見えてきた。

でもまだココから2kmある。






テン場は20張りほど






やっと今日の宿泊先の双六小屋に到着






      ☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆




9日火曜日  快晴

笠ヶ岳への縦走と迷ったけど、黒部源流を見渡せる富山・岐阜・長野の県境の三俣蓮華岳往復に



双六岳と三俣蓮華岳分岐

右奥が三俣蓮華岳





中道を





左から 丸山2854m 三俣蓮華岳2841m 祖父岳2825m 北アルプスで一番遠い山 水晶岳2977m 鷲羽岳2924m






黒部五郎岳2839m 北ノ俣岳2862m






振り返ると槍ヶ岳のシルエット






左が三俣蓮華岳 その後ろにうっすらと剱・立山






三俣蓮華岳の頂上が見えてきた







山頂   左奥は水晶岳









薬師岳2926mが雄大
手前は最後の秘境と言われる黒部の源流域 雲の平
立山から薬師岳経由、折立から太郎平経由でいつか歩いてみたい






槍ヶ岳をバックに





三俣蓮華岳山頂からの黒部五郎岳

近いようでここから約4時間





双六岳 右奥はどこから見てもピラミダルが美しい飛騨の名峰 笠ヶ岳2897m






槍・穂高のシルエット

手前が樅沢岳からの西鎌尾根






こちらが三俣蓮華岳のピーク






鷲羽岳の下に三俣山荘

高瀬ダムから野口五郎岳を経て鷲羽岳を越えての裏銀座縦走、薬師岳方面からあるいは黒部五郎岳経由の通過点がこの三俣山荘  北アルプスの要衝のひとつ






三俣蓮華岳富山県・長野県・岐阜県の県境にある証し






三角点が3つある三俣蓮華岳






水晶岳2977m 別称黒岳と言うだけにホントに黒かった

左奥には立山・剱も






いつまででも眺めていられる素晴らしい光景

1時間ほどのんびり景観を楽しみ、360度の展望を頭の中に焼き付け

三俣蓮華岳から双六岳






双六岳からの槍ヶ岳

双六岳の稜線の丸さと槍ヶ岳の鋭角の取り合わせが美しい

前回見た夕景も良かったけど、この時間帯も美しすぎる








双六岳山頂を振り返って






双六岳の東端からの槍ヶ岳






双六小屋へ






      ☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆





10月10日 6時 下山開始

新穂高へ5時間半






さよなら 双六小屋






槍・穂高のシルエット






弓折乗越まで来た

あとは下るだけ






趣きが全然違う逆光の鏡池






小池新道登山口まで下りてきた

あとは林道を1時間半弱歩けば新穂高






双六小屋から新穂高まで4時間

下山届を出し、いつも利用している荒神の湯で登山の汗を流して今シーズン最後の山行が終わった。





2日目はゆっくり楽しむことができた北アルプス

完全燃焼でした。